[留学国別情報]フランス・Universite de Provence

2010 年 9 月 4 日 - 11:51 AM

留学国:France
留学機関Universite de Provence / Laboratoire Population Environnement Developpement

1. 奨学生候補に決定してからのロータリークラブとの関わりについて

奨学生候補決定後、推薦クラブである浜松北ロータリークラブの例会に計三度、出席させていただき、内二度、スピーチを行った。一度目は、20097月に、ご推薦いただいたお礼を申し上げると共に奨学生候補に選考していただいたことをご報告し、自己紹介・留学の抱負について述べた。二度目は、20106月に、留学先決定後、留学準備の進捗状況・近況報告を行った。三度目は、留学出発直前の20109月に、例会に出席させていただき、顧問ロータリアンの方をはじめ、お世話になったロータリアンの方々にご挨拶を申し上げた。

2. 留学の応募に関して

入学希望コース:博士課程

留学申請時、既に米国の大学院の博士課程に在籍中だったため、学位取得目的ではなく、一年間、訪問研究生として受け入れてもらえる博士課程のプログラムを英・仏語圏の大学院で探した。

提出書類:

RIからの指定校通知受理後、指定校先のプロヴァンス大学で指導を希望する教授二名に、20103月始めにメールで直接連絡を取り、私の現在の研究内容についてお伝えすると共に、2010年の秋学期から一年間、ご指導いただけるかどうか尋ねた。また、その際、RIから送付された「資金保証状」(Letter of Financial Guarantee)も添付した。その結果、研究に関心を示してくれた教授の提案で、プロヴァンス大学内の「人口・環境・開発研究所」に、「訪問研究生」として受け入れて頂くことが決まった。

「訪問研究生」としての正式な受け入れのため、下記の書類を提出した。

簡潔な研究計画書及びCV

「外部の博士課程の学生の受入協定書」(CONVENTION D’ACCUEIL DES DOCTORANTS EXTERIEURS A L’ETABLISSEMENT)」への、受入側の大学(プロヴァンス大学)の学長及び研究所の所長、派遣側の大学(コロンビア大学)の学長、及び申請者本人による署名

一方、語学証明書や願書、成績証明書等の提出は求められなかった。

語学試験:

地区での奨学生選考試験の過程で受けた、ベルリッツのA試験、及びTOEFL以外に、語学試験は受験しなかった。

3. RIとのやり取りについて

留学希望機関の申請について:

留学希望機関の申請は、地区での選考試験の際に提出していた申請書類を下に、地区の奨学委員会の方を通じてRIに行っていただいた。当初申請していた希望機関のリストの中には、米国のハワイ大学が含まれていたのだが、20099月に、地区の奨学委員会の方を通じて、これまでに12ヶ月以上、米国に居住・留学した経験がある※ことから、ハワイ大学の希望申請は認められず、志望先の見直しが必要との連絡を財団本部から受けたことを知った。そこで、急遽、ハワイ大学の代わりに、マルタ大学を希望機関のリストに加えてもらうようにお願いした。

※申請書に記載されていた、「申請者が、奨学金支給年度以前に12カ月以上居住、または留学したことのある国の地域へ指定されることはありません。」という教育機関申請の制約条件を、当初は、同じ国(米国)内でも地域が異なれば、希望申請は可能だと理解していたのだが、そうではなかったようだ。

代替教育機関の申請について:

指定校通知を受けた大学が、私の中では、第一希望の大学だったこともあり、留学申請は一つの大学(プロヴァンス大学)にしか行わず、代替機関の申請も行わなかった。

研究奨学生の申請について:

留学中、コースワークを受けるのではなく、研究に専念したかったため、20103月にRIの奨学コーディネーターにコンタクトを取り、「通常の授業を受ける代わりに研究を専門に行う『研究奨学生』」としての派遣を希望する旨を伝えた。「研究奨学生」としての申請を正式に承認してもらう為、以下の書類をRIに提出する必要があった。

研究企画書

予算案

大学発行による、研究生としての受入証明書(a研究所からの正式な「受入証明書」(ATTESTATION D’ACCUEIL)を提出)

奨学生、研究企画案、予算案を支持することを表明した派遣ロータリー地区の奨学金小委員長からの書簡

ロータリー財団研究奨学生用書式(指定教育機関の2人の監督者による署名)

(※詳しくは、『国際親善奨学金要覧:研究奨学生のための指針』をご参照ください。)

その他のRIへの提出書類について:

上記の提出書類に加えて、以下の書類を提出した。

奨学金受諾書

履歴書/宿泊に関する書式

語学力テストの得点結果(aTOEFL、及びベルリッツA試験のスコアを送付)

健康診断書

保険加入証明書

パスポートの身分証明書欄のページのコピー

研究者ビザのコピー

旅行選択書式(aRITSを通さずに自分で航空券を手配したので、「TRAVEL OPTION 3 窶髏€ WAIVED RITS TICKET FORM」を送付)

電子送金用銀行書式(a留学先に到着し、銀行口座開設後に送付)

語学研修について:

奨学コーディネーターに、語学研修を希望する旨を伝え、留学開始前に、RI側から財政支援を受ける形で、RI指定の語学学校で事前研修を受けられるかどうか尋ねたが、ベルリッツのスコアが規定の点数に達しているとの理由で、残念ながら承諾を得ることができなかった。そのため、結局、奨学金の一部を使う形で、研究奨学開始前に、約一ヶ月間、マルセイユのアリアンス・フランセーズで語学研修を行った。

ビザの申請について:

申請当時、滞在していたハノイ(ベトナム)のフランス大使館で、長期研究者ビザの申請を行った。ビザ申請の際、以下の書類を提出した。

長期ビザ申請書

証明写真1

パスポート

「研究者受入協定書」CONVENTION D’ACCUEIL D’UN CHERCHEUR OU ENSEIGNANT-CHERCHEUR ETRANGER

ビザ申請料金 99ユーロ相当のベトナムドン

RIとのコンタクトの取り方について:

RIとのコンタクトは、基本的に全てメールで行った。奨学コーディネーターが指定されてからは、常にコーディネーターに直接、連絡を取るようにした。留学準備中、途上国に滞在しており、郵便事情が不安定だったこともあり、書類の送付などを郵送ではなく、メールでできたのは幸いだった。奨学コーディネーターにメールで問い合わせをすると、通常、遅くとも23日以内には回答が得られた。

4. 学業面での留意事項

語学面での準備は万全とはいえなかったが、留学申請時からフランス語のレッスンを受けたり、フランス語と日本語のランゲージ・エクスチェンジをして会話の練習を行ったりして、留学に備えた。また、個人レッスンを受けていたフランス語の家庭教師や、フランス語のネイティブの友人に、研究企画書や、指導教授に送るメールのフランス語を添削してもらったり、フランス語でのメールや論文の書き方に関する本や、自身の研究テーマに関連する論文を参照したりして、アカデミックな文章やメールの書き方に慣れるように努力した。

5. 生活面での準備について

住居 窶骭€ 出発前に、受入クラブのホスト・カウンセラーとあらかじめ連絡を取り、住居探しについて支援をお願いする旨を伝えた。(aが、本格的な住居探しは、結局こちらに来てから始めたため、現在は、語学研修先で紹介された家庭でホームステイをしながら、ホスト・カウンセラーや他のロータリアンの方々のご協力を得ながら、アパートを探している。)

保険 窶骭€ 以前から三井住友海上保険の海外留学保険に加入していたこともあり、留学期間中は、RIの条件を満たすよう、一部の保険内容を変更したうえで、同保険を継続した。

また、渡仏後、滞在許可証申請の際に必要な書類(戸籍抄本、及びその法定翻訳、翻訳査証に基づく「出生証明」)をあらかじめ、日本にいる家族を通じて依頼し、取得してもらった。(aところが、渡仏後、その書類を紛失してしまい、結局、マルセイユの日本総領事館で、持ち合わせていた戸籍謄本の原本をもとに、「出生証明書」(仏語)を発行してもらった。)

その他、地区での奨学生向けのオリエンテーションやガイダンスを通じて、以前、フランスやその他の地域に留学された奨学生の方々からアドバイスを頂いたり、同期の奨学生らと情報交換を行った。

また、他の地区の国際親善奨学生向けのサイト(http://www31.atwiki.jp/ri2590shiori/)に、有益な留学生の手引きがあったため、留学準備の際に参考にした。

RIから受諾パッケージの一部として送付された留学先地域の「現役」国際親善奨学生のリストの中に、同じ大学(プロヴァンス大学)に留学されている奨学生がいたため、コンタクトを取り、留学準備や住居等に関して色々とアドバイスをしていただいた。

6. その他

上述した受諾パッケージに含まれている「現役」国際親善奨学生のリストの中に、もし、自分の受入先の地域や大学に留学している奨学生がいる場合は、コンタクトを取り、留学や生活準備等についてアドバイスをもらうと良い。

奨学コーディネーターから「Rotary Ambassadorial Scholar Wikispace」が開設されたとの案内があったので、登録した。今の所は、まだあまり情報交換のために積極的に活用されてはいないようだが、利用する価値はあるのではないか。

これまでに留学された奨学生の方々が、留学後、受入地区で行った卓話の内容や、受入地区で喜ばれたお土産等に関する情報が、「現役・次期奨学生」のために提供されたら大変有益なのではないか。

[留学国別情報]フランス・パリ第4大学

2008 年 7 月 11 日 - 4:49 PM

留学年度:1990-1991年度
学科:パリ第4大学 博士課程
専門科目:フランス文学専攻
取得学位:D.E.A (博士論文執筆資格)

留学までの流れ

5月27日 第262地区ガバナー事務所より合格通知


6月26日  ロータリー財団本部より、指定研究機関(パリ大4大学)の承認通知


8月25日  パリ大4大学の希望指導教授への博士課程受け入れの照会


9月1日  パリ大4大学ピエール・ブリュネル教授より受け入れ承諾通知


1月30日  本部より、パリ大学の入学許可を正式に取る必要と、奨学金給付対象の内訳確認の通知


2月13日  本部より、学生査証取得の件、ベルリッツでの語学試験、その結果に応じた語学事前研修に関する通知

2月20日  本部より、もっとも重要な「受諾書」受理、署名して返送

2月25日  本部へ、宿舎に関する希望と経歴書を記入して返送


3月19日  市谷のベルリッツで国際基準テスト(面接、筆記)

5月3日  本部より、テストの結果、トゥールで1ヶ月の研修承認の通知。
(質問に対して、前年度のパリ留学生に給付された金額は、9ヶ月分46,800フランであったとの回答。)

5月30日  本部は、旅行要請書式に出発希望日他を記入して返送


6月15日  本部へ、健康診断書及び保険加入証明書を発送

6月20日  パリ大学の指導教授に、査証申請のための受け入れ証明を依頼

6月22日  パリの外国人大学教員受け入れ機関に、宿舎の斡旋を依頼

6月25日  指導教授より博士課程受け入れの返書

6月27日  本部の契約旅行会社より、7月30日の出発便の予約済みの通知

6月29日  トゥール仏語学院より、8月の語学研修中の宿舎として大学としに部屋を用意したとの通知

7月10日  パリでの9月末の学友会行事参加の申込書に参加費を添えて返送


7月12日  フランス領事館にて、査証受理

7月30日  出発便搭乗に際し、予約のみで航空料未払いのため、私費で立て替えてパリへ。
(その後のファックス、電話、書簡による本部との長い交渉の結果、査証の写しを受け取っていなかったので支払わなかった、安い切符を買って正規の料金を請求するものがいるので、領収書を送れとの指示。)

8月1日-8月28日  トゥール仏語学院にて研修。
授業は充実、宿舎は劣悪

8月30日  立て替えていた事前研修費用3,850フランを受領。
(実際にはトゥールを離れた後届いたため、小切手を手にしたのは1ヶ月後、9月末。)

9月28日  パリ大学都市での学友会に出席

9月30日  担当ロータリアンのパリ郊外の私邸に招かれ、前半期分の給費として27,820フランを受領

10月8日  往路の航空、列車料金11,809フランを受領

10月15日  担当ロータリアン所属の第177地区ボワシ・サン・レジェのクラブで会食と日本に関するスピーチ

10月17日  パリ市内のレストランで、第166・177地区合同の夕食会。
ロータリアンのほか各国からの奨学生と歓談

10月31日  ソルボンヌで外国人学生向けの試験、面接、諸々の手続の末、博士課程の学生登録を完了

11月8日  ソルボンヌの講義開始。週3つの講義と、夏までに論文二つを提出

12月2日  第177地区合同の大クリスマス・パーティーに出席

1月23日 後半期分の給費として27,535フランを受領

2月13日 滞在許可証を受領。(関係事務所に16回通い、半年を要した。)

5月24日 給費の不足分の申請に対し、約4分の1の3,580フランを授業料書籍代として受領

7月1日 試験、論文面接を終えパリ第4大学博士論文執筆資格(D.E.A.)取得

7月5日 本部へ、予約済み帰国便の航空料金の支払いについて三度目の依頼

7月18日 深夜、本部より電話。予約済みの帰国便より安い便に変更せよとの要求。
既に各方面に帰国日を通知のため、差額830ドルは持ち出しということで決着。
(立て替えた航空運賃188,870円が振り込まれたのは2ヶ月後、9月末。)

7月31日 パリ発、翌8月1日に東京着

8月7日 市川大門ロータリークラブにて帰国報告

[留学国別情報]フランス・ピカルディー・ジュール=ヴェルヌ大学大学院

- 4:30 PM

留学年度:1999-2000年度
学科:ピカルディー・ジュール=ヴェルヌ大学大学院
専門科目:フランス文学
取得学位:D.E.A.

1. 受入機関とのコンタクト

入学手続きの書類は出来るだけ早く請求するに越したことはありません。D.E.A.の最終的な登録は九月中旬ですが、計画書や法廷翻訳などの準備で忙しくなると思われますので、少なくとも事務が閉まってしまう夏休みの前までには、書類を手許に全部確保する必要があります。書類請求の手紙を送ってから数週間返事が来ない場合には、E-mailやファックスなどで連絡を取るのもよいかもしれません。私は、一番早く確実に連絡を取り合えるという理由から、電話を使うことが多かったです。

2. 学業面での留意事項

D.E.A.の授業数はあまり多くはありませんが、その分論文に時間をかけることになると思われます。私の通っていた大学では、卒業のために、以下の三つの課題をクリアーすることが求められました。

1. 論文執筆と口頭試問
2. 一時間のエクスポゼ
3. 六時間のディセルタシオン
時期は、1が六月か九月、2は六月まで、3は六月とされています。ディセルタシオンの試験では、限られた時間内で自分の意見を客観的且つ簡潔にまとめる能力が問われます。フランス語の表現力を高めるために、私は後期から大学の語学講座にも通っていました。語学講座や語学学校のスケジュールはハードなことが多いのですが、本来の授業料の半額を支払えば、好きな授業を少しだけ取らせてもらえるという制度もあるので尋ねてみて下さい。私も「書き」と「会話」の授業だけを選択し、D.E.A.の授業と上手く組み合わせて学ぶことが出来ました。

3. 生活情報

やはり、一番便利なのは大学の寮に住むことでしょう。勉強もしやすいですし、何より学食がそばにあって食事に困らないのが理想的です。ただし、大学は中心街から離れたところにある場合も多いので、買い物などで不便な点があるかもしれません。

フランスの寮の代表的なものはC.R.O.U.S.でしょうが、資料請求の際に、カタログや地図などを一緒にもらっておくと、住む場所の環境もイメージしやすくて良いのではないかと思います。私のいた寮には、千人近い学生が四つの棟に分かれて住んでいました。フランス人と外国人の割合は約半々で、外国人はアラブ、アフリカ系の学生が殆どです。皆明るく友好的で、日本人は私一人だけでしたが、特に苦労した経験はありません。
C.R.O.U.S.の入居条件は比較的厳しく、優先順位もあると聞いています。また、提出書類が多く、大学の入学許可証や保証人の証明などが必要な場合もありますので、予めしっかりと確認される必要があると思います。

4. RI活動

私が所属させて頂いていたアミアン・ロータリー・クラブからは、月に一度か二度例会に参加するようお誘いがかかりました。例会では、日本についての簡単な紹介を数回と、スピーチをさせて頂きました。アミアンのクラブが所属している地区の大会にも参加させて頂き、他の国からの留学生と交流することも出来ました。また、市役所や商工会議所の見学、年末のパーティー、ロータリアンの方々のお宅訪問など、楽しく、充実した日々を送らせて頂きました。

5. お楽しみ情報

アミアンのお勧めスポットと言えば、まず大聖堂が挙げられます。世界遺産にも登録されている、荘厳なゴシック建築の建物です。昨年冬から、カラフルなイルミネーションの催しも始まり、それがまた素晴らしく美しいので必見です。パリやルーアンまでは電車で一時間、シャルトルへも二時間程度で行けるので、「大聖堂めぐり」も簡単に出来ます。
また、劇場や映画館も充実していました。学生割引の綴り券を利用すれば、映画なら一本25フラン、演劇なら50フラン程度で観ることが出来ます。ブレヒトやベケットの実験劇から、山海塾など日本のものまで、様々な舞台を観ました。
学食に飽きたら、景色の良いところで食事をしてみるのもよいかもしれません。ピカルディー地方ならではの、美味しいシードルとクレープが味わえるお店が、街のあちこちにあります。

6. その他

寮や大学のクラブには(自分と趣味が合うものがあれば)積極的に参加しましょう。 私は絵画クラブに入っていたのですが、日本とは違った技法も学ぶことが出来、とても新鮮でした。また、共通の趣味を通して人間関係も拡がるので一石二鳥です。